自分宇宙と宇宙自分

レット・イット・ビー・スピリチュアル

息子との出会い【4】

息子との出会い【3】 - 自分宇宙と宇宙自分のつづき

 

わたしにはHSPの気質があります。

育った環境や親との確執の影響もあり、

もともとあまり人付き合いが好きではありません。

 

この頃は、まだHSPという存在が

世の中に知られていない時代だったので、

わたしは社会に適応できない自分を恥じ、

夫に依存し世間から隠れるように暮らしていました。

ですが夫は当時、朝帰りなど当たり前という

ハードな業界で働いていたため、

家にいることはほとんどなく、わたしはいつもひとりでした。

 

そんなわたしのお腹の中にこの子が入るや否や、

次々と大変なことが起こり始めたのです…

 

始まりは、都内の大学病院で妊娠検査を受け、

妊娠が判明したその瞬間でした。

 

そもそも病院が大の苦手だったこともあり、

極度の緊張で血圧が跳ね上がってしまい、医師から

「初期からこの血圧では、無事に出産できるかわからない。

母子ともに危険。出産するまで入院してもらう。」

と告げられ、そのまま即入院となってしまったのです。

 

心の準備も入院の準備も出来ないまま病室に案内され

先の不安に押しつぶされそうでしたが、

24時間いつでも対応してもらえるという安心感と

ガラガラの病室での気ままな入院生活に、

徐々に緊張はほぐれ血圧は安定し、

結局二週間で家に帰れることになりました。

 

しかしその後も、夜遅く突然の出血があり、

夜中の街でひとりタクシーを探し

急患で病院に駆けつけることになったり、

逆子がなかなか治らなかったり、

後期には切迫流産になり、家で絶対安静と言われ

出産までほとんど寝たきりのような状態で過ごしました。

 

つづく