この春中学3年生になった、15歳の息子がいます。
この子がわたしのお腹に入る、ずっと前。
まだ結婚もしていなかった20歳くらいのときのこと。
わたしに初めての姪っ子が誕生し、
いずれ自分も子どもを持つだろうということを意識するようになりました。
その頃だったか。
ある日ふと、眼鏡をかけたスッと背の高い
中学生くらいの男の子のビジョンが浮かんできました。
制服のようなものを着たその男の子は、とても賢そうで、
目を細めてこちらを見て立っています。
その頃、わたしはまだスピリチュアルな世界のことを
心霊現象モノという認識で、まるで理解していませんでした。
なのでその時は、このことの意味など到底考えもせず、
中学の時こんな同級生いたっけな?などと不思議に思いながら、
ぼんやりとその子のことを見ていました。
その男の子は、その後も何度か同じビジョンで頭の中に現れましたが、
いつの間にか現れなくなっていました。
でもそのときのことは、今でも思い出すことができるほど印象的で、
なんとなく頭の片隅に残っていました。
つづく